奨学金の継続申請

奨学金は継続申請を必ず行いましょう

日本学生支援機構の奨学金は1年単位での申し込みです
翌年も奨学金を受けたい場合は、進学時に「奨学金継続願」の手続きが必要となります。(大学在学中の4年間ずっと奨学金を受ける場合は、初年度の申請の他に、学年が上がる毎に3回の継続申請をすることになります。)
期限内に申請がなければ、奨学金の継続を希望しないと判断され、自動的に奨学生の資格がなくなります。
期限を守って、忘れずに手続きすることが必須です。

継続申請の方法

奨学金の継続申請を行う方法

日本学生支援機構の奨学生には、12月~2月上旬に学校を通じ「貸与額通知書」が送付されます。
その後、学校から指定された締切りまでに、「スカラネット・パーソナル」(日本学生支援機構の奨学生のために情報システム)から、「奨学金継続願」を提出(入力)します。

※スカラネット・パーソナル詳細
(日本学生支援機構)
http://www.jasso.go.jp/shogakukin/oyakudachi/sukara_ps/index.html

継続申請では自己アピールが必要

奨学金の継続願を提出しても、必ずしも希望通り継続されるわけではありません。最初の申込みと同じように審査があり、在学中の学校が審査を行います
奨学生の「人物(奨学生にふさわしいか)」「健康」「学業」「経済状況」について、学校が総合的に判断し、奨学金継続の可否を認定して、日本学生支援機構に報告するようになっています。
その判断材料のひとつとして、継続願の申請には、現在の「経済状況」や「学生生活の状況」について記載する欄があります。
経済状況については、家庭の状況に大きな変化がない場合は、奨学金を申請した時に書いた事情と同じような内容を書けば問題ありません。
学生生活については、記入例として「課外活動(クラブ活動)」や「ボランティア活動」が挙げられていますが、仮に何もしていない場合でも、「機会を作って参加したい」等、積極的な姿勢を示した方が無難です
どちらも200文字以内に短くまとめなければいけませんので、ポイントを抑えた的確な表現で自己アピールすることが大切です。

もし、奨学金の継続申請を忘れてしまったら

奨学金の継続申請を行う方法

万一、継続申請をし忘れてしまったら、まず学校の奨学金窓口に相談しましょう。継続申請の審査をするのは学校ですので、何らかの措置を取ってくれる可能性があります。それでも継続が無理だった場合、対策として考えられるのは、

・日本学生支援機構の奨学金に、来年度からの奨学生(在学採用)として新たに申し込む
・日本学生支援機構以外の奨学金に申し込む

いずれにしても、学校に相談して今後の対応策を考えましょう
学校の窓口は、いわば在学生の奨学金についての専門家。過去の事例なども確認して、何らかのアドバイスをしてくれるはずです。