返済免除も可!海外留学生向けの奨学金制度が充実してます

留学の際にも奨学金制度が利用されています

誰もが憧れたことがある海外への留学。語学勉強に国際交流、海外のハイレベルな講義の為など留学目的は様々ですが、留学するためには相当のお金が必要で、行ってみたいのに諦めてしまう人がかなりいるはずです。実際、留学時にどれくらいの費用が掛かるかというと、アメリカの4年生大学に留学する場合、留学先の大学にもよりますが学費だけでも年間100万円以上かかり、それに加えて渡航費や生活費などを合わせると1年間の留学費用は2~300万円は最低でも必要になってきます。アメリカに語学留学に行く場合でも、学費、渡航費、生活費などを入れても1年間で100万円が必要になります。
でも、諦める必要はありません!実は、海外留学の際にも奨学金制度を受けれられることを知っていますか?近年の日本では国も海外で学生たちが勉強することを積極的にしており、それに伴って支援制度も充実するようになりました。

日本人はどれくらいの人が留学している?

日本人はどれくらい留学している?

奨学金の制度について話す前に、どれくらいの日本人が海外に留学しているのかというと、日本学生支援機構の調査では、平成26年度に短期と長期合わせた海外留学者数は81,219人にも上ります。ちなみに留学先で人気なのがアメリカ、カナダ、オーストラリアが上位3ヵ国となっており、特にアメリカへは約2万人近くの人が留学をしています。

海外留学者が使っている奨学金制度とは

海外留学者が使っている主な奨学金には給付型奨学金と呼ばれる返済の必要のない奨学金があります。実際、留学生向けの奨学金はほとんどが給付型とされており、その数は国や企業などが行っているものを合わせると100以上にも及ぶとされています。

日本で奨学金と言えば日本学生支援機構

奨学金としては一番有名なところで日本の大学や短大、専門学校の約8割以上利用している日本学生支援機構。そこでは留学者向けに「海外留学支援制度」というものがあります。卒業後または、4年生以上が対象の奨学金制度があり、取得条件は厳しいですが、もし取得できれば大きな支援を受けることができます。

返済免除!留学をしたい人に向けた新しい奨学金制度

2013年に政府が主導となって、学生の海外留学を促進する為に、「トビタテ!留学JAPAN」という支援制度が始まりました。この制度では日本の学校(大学、大学院、短大、高等専門学校等)に在籍している学生に対し、外国への留学に必要な費用を一部を返済が免除される奨学金という形で支給して貰える制度です。
日本学生支援機構の奨学金とは違い、留学した際の「計画」と「人物」を書類と面接で審査されるので、学校での成績、語学力などの基準は一切なく、各自が描く目標を可能にできる力があるかどうかを判断されます。なお、この制度では、英語のみの語学留学は対象外とされますのでご注意ください。

給付型が貰えない場合は貸与型の奨学金や教育ローンで留学も

給付型以外でお金を工面する方法

給付型だと受けられる自信がない、でも留学をしてみたいという方でも受けられやすいのが貸与型です。給付型と比べると数は減ってしまいますが、日本学生支援機構では給付型と同じく貸与型で奨学金を受けることが可能になっています。この制度では、語学留学や短期留学などにも対応しているので、そちらを目的とする方は貸与型の奨学金の方がオススメになっています。
また、奨学金ではありませんが、日本政策金融金庫では教育ローンという形でお金を借りることもできます。通常のローンよりも低金利になっているので返済も楽になっています。

奨学金は留学する際の大きなサポートになります

いかがでしたでしょうか?留学費用はかなりの金額ですが、今回紹介した奨学金を利用すれば、留学もかなりしやすくなります。しかも、ほとんどが返済不要なものばかりなので知っていて損はありません。今回はほんの一部しか紹介していませんが、これ以外にも様々な奨学金制度が存在しています。

留学は学生時代にしか経験できない貴重な財産になります。それを、お金がないという理由だけでかたずけるのは非常にもったいないです。将来的に留学をしてみたい方、今は考えていなくても頭のどこかで考えている方、悔いのない学生生活を送るためにもぜひ考えてみてはどうでしょうか?