奨学金の月々の返済方法

奨学金の返済方法にはいろんな種類があります

奨学金は、学業成績等が優秀である人を対象とした給付型の奨学金の制度もありますが、貸与型の場合はほとんどのケースで学校を卒業した後に返済義務が発生します。返済方法は主に、月賦返還方法と月賦・半年賦併用返還方法の二つに分けられ、変換しやすい方法を選択することができます。月賦返還はその名のとおり借用金額を返済回数で均等割りした金額を毎月返済する方法です。毎月一定額の金額が口座から引き落とされる為、月々のお金の管理がしやすいというメリットがあります。それに対し、月賦・半年賦併用返還方法は、まず借用金額を2分割します。半分は先ほどの月賦返還と同じように月々に均等割りします。それに加えてもう半分を年2回に分けて返済する方法です。イメージとしてはカーローンや住宅ローンでよくあるボーナス払いと同じ仕組みです。月々の返済をなるべく抑えたいといった人にはお勧めの返済方法です。

返済金額の決定方法

給付型奨学金はここでもらえる!

月々の返済金額はもちろん借用金額によって変わってきます。返済回数は借用金額によって決められていることが多く、それをもとに月々の返済額が決められています。例えば、第二種奨学金を毎月10万円を4年間借り入れた場合、借用金額は480万円になります。返済回数が240回に設定されている場合には480万円÷240ヵ月=2万円となります。もちろんこの金額に利子も加わる為、正確には2万円以上の金額になりますが、月々の返済金額はこのようなイメージで決められます。

返済の手段

返済方法と返済金額の決定方法は上記の通りですが、実際にどのように返済したらいいのかが気になるところです。返済に関しては毎月振り込みをするなどといった手間はもちろんかかりません。月々の返済は決められた金額を毎月決まった日にちに自動引き落としされます。学校を卒業し、返済が開始されるまでに返済方法の選択を行い、引き落しされる銀行口座を登録します。あとは、決められた金額を決められた月数分返済が続けられる為、引き落し日に銀行に引き落としされる金額分を入金していくだけです。第二種の場合は金利も払うことが必要で、およそ5年毎に見直される利率見直し方式と返済まで変わらない利率固定式の2つがありますので、卒業までの間に決めておきましょう。

引き落しができなかった場合

返済方法は銀行の自動引き落としとなる為、毎月月末に決められた金額が入金されている状態になっていれば問題ないのですが、時には入金忘れもあります。そんな場合にすぐに督促があるのではと心配する人も多いと思います。確かに、延滞した場合は、本人・もしくは保証人に対して督促することになっておりますが、1ヵ月程度の入金忘れであれば翌月まとめて2カ月分の引き落としが行われます
そのような心配をしない為にも、引き落とし口座を給与の振込口座などにしておくことが必要です。